櫻/峠春秋(Bタイプ)

冰川清志( 氷川きよし ) 櫻/峠春秋(Bタイプ)歌詞
1.櫻

作詞:なかにし礼
作曲:平尾昌晃

月の光に 妖しく匂う
花はあなたの 横たわる姿
私が死んだら 櫻になるわ
それがあなたの 口癖だった。
櫻、櫻 夢かうつつか
ぼくを抱きしめる あなたの幻。

まるであなたの 涙のように
花が散ります はらはらと泣いて
春にはかならず 櫻となって
会いにいくわと あなたは言った。
櫻、櫻 花にかくれて
ぼくにくちづける あなたの幻。

空は明けそめ 薄紅(うすくれない)に
花は輝く 新しい命
愛する心は 永遠だから
春が来るたび あなたは帰る。
櫻、櫻 花でつつんで
ぼくを眠らせる あなたの幻。

愛する心は 永遠だから
春が来るたび あなたは帰る。
櫻、櫻 花でつつんで
ぼくを眠らせる あなたの幻。


2.峠春秋

作詞:関口義明
作曲:宮下健治

曲りくねった 山坂を
足を踏みしめ 登る人
一か八かの 勝負の橋を
先を急いで 渡る人
どちらでもいい 皆それぞれと
峠は静かに 見守るばかり

肩の荷物が 重すぎて
誰が捨てたか 忘れたか
夢の破片(かけら)が お地蔵さんの
ひざで泣いてる 途半(みちなか)ば
来るを拒(こば)まず 戻るを止めず
峠は黙って ほほ笑むばかり

だれに教わる ものじゃない
人の生き方 歩み方
たどり着いたる その頂(いただき)は
続く試練の 一里塚
うしろ姿を 声なき声で
峠は優しく 見送るばかり